白井にゲキ!内村に挑む前に高校生超えよ

2014年05月09日 16時00分

全日本選手権へ向け意気込む白井

 上を目指す前に…。昨年の体操世界選手権個人床運動金メダリストの白井健三(17=岸根高)に“高校生超え指令”が飛んだ。

 

 世界選手権(10月、中国・南寧)の代表選考を兼ねた全日本選手権(9日開幕、国立代々木競技場第一体育館)へ向け、白井は「個人総合は去年もあまりいい結果を残せていないので、挑戦者という気持ちで思い切りいきたい」と意気込んだ。

 

 種目別の床運動、跳馬では世界トップレベルの力を持つが、夢はあくまで内村航平(25=コナミ)のようなオールラウンダーになること。この日も2016年リオ五輪、20年東京五輪へ強いこだわりをのぞかせた。

 

 今大会は昨年に比べ、6種目すべてでDスコア(演技価値点)を2点上げて臨むなど準備を整えた。しかし、日本体操協会関係者は「同じ高校生に個人総合では白井君より得点が上の選手が2人いる。まずはそこから」と指摘した。

 

 その2人とは萱和磨(習志野高)、谷川航(市立船橋高)で同じ高校3年。昨年の高校総体個人総合では谷川が2位、白井は萱と並んで3位だった。ライバル同士、実力は拮抗しているようにみえるが「お互いノーミスなら谷川のほうが上。萱はもっと上。白井君はあん馬、つり輪が弱い。あん馬、つり輪は一朝一夕には強くできない」(同)との評価があるという。絶対王者の内村を標的にする前に、まず乗り越えるべき壁があるのだ。

 

 全日本選手権には宿敵2人も出場する。果たして白井は“高校生の壁”を突破できるのか。