【体操全日本選手権】エース萱和磨が初優勝! 勝利インタビューで「どうしても伝えたいことが」

2020年12月13日 16時53分

左から2位の北園丈琉、優勝した萱和磨、3位の谷川航、谷川翔(代表撮影)

 体操の全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)の男子決勝が13日に行われ、個人総合予選1位のエース・萱和磨(24=セントラルスポーツ)が合計173・764点をマークし、悲願の初優勝を果たした。

 最終種目の鉄棒で着地を止めると、この日一番の雄たけびを会場にとどろかせた。何度も拳を握ってガッツポーズ。予選から12演技、大きなミスなく持ち前の安定感を見せつけて栄冠を手にした。

 試合後、萱は「喜びたい気持ちと、まだ喜んじゃダメだろうという自分が今、2人いて複雑な感じです」と第一声。その真意を問われると、迷わずに「僕は東京五輪で金メダルを取ることしか考えてない。ここで喜んではダメだと思っています」と言い切った。

 この日は序盤から「いい実施(演技)をしようとすればするほど完璧な演技が揃えられない」と言うが、それでも最後の鉄棒で自分の演技が「やっと出た」と明かした。

 観客から大きな声援を受ける中、萱はインタビューの最後に「僕、今回優勝したら伝えたいことがありました」と切り出した。そして、語気を強めてこんなメッセージを発した。

「今、日本のレベルは確実に上がっていると思っています。絶対に勝てると僕は思っています。中国、ロシアは強いですが、五輪まで選手だけが勝つと思うのではなく、応援に来てくれる皆さんも日本が勝てると思って応援してほしいと思っています。僕たちもその期待に応えると思って頑張れる。5月(東京五輪テストイベントとなるワールドカップ東京大会)に言ったら遅いと思ったので、僕は今日優勝してこれを言うぞと思っていたので、無事に伝えることができて良かったです。これからも応援よろしくお願いします!」

 エースが目指すのは個人総合と団体の金メダル。来年夏に2つの頂点に立つまで、満足することはない。