【体操国際大会】FIG渡辺会長 選手の「目」に感じた成功への自信と確信

2020年11月10日 15時41分

渡辺会長

 国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(61)と岩崎安伸アンチドーピング・メディカルサイエンス委員長が10日、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会を訪問し、8日に開催された体操国際大会を成功に導いたコロナ対策を組織委に伝えた。

 世界中の体操アスリートを「自分の息子、娘だと思っている」というポリシーを持つ渡辺氏は、今大会も選手がいかに安全安心でいられるか?に重きを置いた。大会前、入国する選手団を成田空港まで出迎えた際は「目が恐怖に支配されていた。ホントにコロナに感染しないか?という思いが瞳の奥に見られました」と振り返るが、厳重なコロナ対策を施したことで、その目に変化が生じたという。

「彼らは日本に滞在していく中で徐々に不安が解消され、最後はホントに目の奥から喜びが伝わってきた。我々が完全な対策、安全安心を提供できた証しだと誇りに思うし、うれしく思っている」。中には「自国に帰るより、ここにいた方が安全だ」と話した選手もいたという。

 来日時に「1000回、ありがとうと繰り返し言いたい」と喜んだアンジェリーナ・メルニコワ(ロシア)は大会の感想を次のように語った。

「私たちは毎日コロナのテストを受け、不便なところはたくさん感じました。ただ、その対策が不可欠であり、来年の五輪が成立するためにも必要であったと私たちは思います」

 今回の実証データ、メディカルガイドラインは組織委内でブラッシュアップされ、来年夏の大会へ活用される。