【体操】これぞ一流のプラス思考? 日本のエース萱和磨 コロナ生活に「夜景が綺麗でリフレッシュできた」

2020年11月08日 20時52分

つり輪の演技をする萱和磨(代表撮影)

 体操ニッポンのエース萱和磨(23=セントラルスポーツ)が8日、国際体操連盟(FIG)主催の国際交流大会「Friendship and Solidarity~友情と絆の大会~」(東京・国立代々木競技場)に出場した。

 東京五輪で団体&個人総合で金メダルを狙う萱にとって、最大のライバルとなる昨年秋の世界選手権個人総合金メダルのニキータ・ナゴルニー(23=ロシア)、18年の世界選手権個人総合金メダルのアルトゥール・ダラロヤン(24=ロシア)との〝直接対決〟は貴重な経験となった。

「あの2人にどうやったら勝てるだろうって昨年の世界選手権からずーっと考えてきた。今日は五輪の前にもう一度、戦えるっていうモチベーションもあったけど、たぶんナゴルニー選手にはちょっと負けた気がするので。悔しいですね(笑い)」

 今回は国境と性別を超えたチーム戦という特別ルールのため勝敗はつかなかったが、間近でライバルを見たことでむしろ自信がわいたという。

「もう凄いとは思わなくなりました。正直、近づいているし、試合によっては勝てるかもしれない。確実に昨年よりは近づいていて、大きな自信になりました」

 どんな状況でも前向きなところが萱の真骨頂。ライバルに対する気持ちもさることながら、徹底したコロナ対策による異例の環境もプラスに転じた。宿泊施設に〝缶詰め〟となったことを振り返ると「エレベーターの使用も限られて外に出られなかったんですけど…。僕は楽しんでいました」と笑みを浮かべ、こんなエピソードを明かした。

「いつもは外の景色とか全く興味ないんですけど、東京タワーがたまたま目の前にあった。なんか結構、夜景ってきれいだなって発見がありました。自分をうまくリフレッシュしていたと思いますね」

 このポジティブ思考があれば〝ナゴルニー超え〟などたやすいだろう。