JOC山下会長が内村航平のコロナ〝偽陽性〟に「私自身もホッとしました」

2020年11月05日 19時46分

JOC山下泰裕会長

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)は5日、常務理事会後に取材に応じ、体操の国際大会(8日、代々木第一競技場)に出場する五輪2連覇・内村航平(31=リンガーハット)が新型コロナウイルスの検査で「陽性」と判定され、その後に「偽陽性」となったことに言及した。

 一報を耳にした時を「ドキッとしましたね。あれだけ厳重にやっていて…。防ぎようがないでしょう」と振り返り、偽陽性と判定されて出場可能となったことには「私自身もホッとしました」と話した。

 五輪本番でも競技直前で「陽性」や「偽陽性」が発覚することは考えられる。その場合の対策については現在、政府、東京都、大会組織委員会の3者が対策会議を重ねているが、1984年ロス五輪柔道金メダリストの山下会長も思うところはある。

「万全の準備をしてきて、症状もない。それでも(陽性となって)五輪がダメだなんて言われたらね」とアスリートを思いやりつつ「下手すると(コロナに)かかって、他人の人生まで変えてしまう可能がある。怖いですね」と改めてコロナの恐ろしさに言及。続けて「選手たちは内村選手の偽陽性を聞いて、かなり神経質になっていると思う。私だったらなりますね。五輪に対しての思いがやっぱりすごく強かったから。ですから、そういうところを我々もできるだけサポートしていきたい」としみじみと語った。