【体操】万全コロナ対策で体操界史上初の〝世界男女混合チーム戦〟が開催!

2020年10月10日 20時32分

国立代々木競技場

 国際体操連盟(FIG)が体操界史上初の男女混合団体戦となる国際大会「Friendship and Salidarity」(11月8日、東京・国立代々木競技場)を開催することが10日、分かった。

 新型コロナウイルス禍に打ち勝つべく開催される大会名の意味は「友情と連帯」。国際体操連盟(FIG)が主催する史上初の男女混合団体戦で、2000人を上限に観客を入れて行う。日本、ロシア、中国、米国の男女トップ選手32人が各16人で構成される「Friendship(友情)チーム」「Salidarity(連帯)チーム」に分かれ、10種目(男子6種目、女子4種目)の総合得点で争われる。

 各種目を8人が演技し、上位3人の成績がチームの得点となる「8―8―3」制が採用される変則ルール。主催関係者によると、国境と性別を超えた混成チームで団体戦が行われるのは体操界史上初の試みだ。

 ロシアからは世界選手権の個人総合金メダルのニキータ・ナゴルニー(23=ロシア)が参戦。日本からは五輪2連覇の内村航平(31=リンガーハット)、体操ニッポン新エース萱和磨(23=セントラルスポーツ)らが出場する可能性もあり、夢のチーム同士が激突するオールスター団体戦となりそうだ。

 ファン垂涎の祭典ではあるが、特筆すべきは徹底した「コロナ対策」だ。大会前後を第1~4期に分類して選手の入国前後の行動を監視。健康管理と検査を幾つも義務付けている。参加選手は自国で2週間の隔離と定期的なPCR検査を実施し、健康面で異常がないと確認された選手のみが入国。ロシアはプライベートジェット、米国は専用機で隔離状態のまま来日し、大会期間中は宿泊施設に〝缶詰め〟となる。大会前2週間は日本学生選手権(インカレ)と時期がかぶるため、インカレに出場選手には今大会の出場権を与えない徹底ぶりだ。

 世の中がこういう状況だけに、主催関係者は「国民目線」に立って安全対策を留意。「ここまでやるか」というほど過剰なまでに対策を練って、開催にこぎつけた。今大会終了後には「メディカルガイドライン」を国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会に提出。開催が無事に成功すれば来年夏の東京五輪へ向けた重要なロールモデルとなるだろう。

 コロナ禍で暗いニュースが続く中、体操界から一筋の希望の光が見えて来た。