【体操】村上茉愛 自粛期間中は布団を敷いて宙返り

2020年09月21日 22時55分

会見で笑顔を見せた村上茉愛

 体操の全日本シニア選手権(群馬・高崎アリーナ)の前日練習が21日に行われ、来年夏の東京五輪を集大成と位置づける村上茉愛(24=日体クラブ)が会見で「すごくいいタイミングでこの大会がきた」とポジティブに語った。

 昨年はケガの影響で世界選手権の代表から漏れ、何度も悔し涙を流した。だが、新型コロナウイルス禍による自粛生活で心身ともにリフレッシュした。体育館が使えないため、サッカーボールを購入してリフティングしたり、慣れないバドミントンに挑戦するなどして体力維持を図った。ウズウズして自宅2階の床に布団を敷いて宙返りも敢行したという。

 ようやく待ちに待った実戦が直前に迫ったが、コロナ禍で「正解」が見えない世の中には思うところもある。

「自分が体操を続けていく以上、または生活していく以上、付き合っていかなきゃいけない。体操は一つの器具を全員が使用する。その中でも一人ひとりが意識を持てば防げると思う。声援を送ったりハイタッチができないのはもどかしいけど、そういうことをやらなきゃいけない競技になっていくっていうのを受け止めたい」

 現状に正面から向き合い、来年夏の東京五輪を目指す村上は「ワクワク感の方が多い。楽しみながら、かつ今年も優勝できるように頑張りたい」と言い切る。

 前回覇者がV2以上に意識する来年夏の「夢舞台」への道は、ここからがスタートだ。