【体操】白井健三 ケガ、不調で「体操を辞めたい」…逆境から笑顔の再出発!

2020年09月21日 21時47分

笑顔が戻った白井健三(右)

 体操の全日本シニア選手権(群馬・高崎アリーナ)の前日練習が21日に行われ、リオ五輪団体金メダルの白井健三(24=日体大大学院)が久々の実戦へ向けて現在の心境を語った。

 昨年はケガに泣かされ、世界選手権の代表から落選。一時は「体操を辞めたい」とドン底を味わったが、新型コロナウイルス禍を経て「ホントにゼロからのスタートといった感じ」と心機一転。再スタートを前にして「こうやって会場にいて、明日(22日)試合を迎えられる喜びがすごく大きいです」と曇りひとつない笑顔を見せた。

 緊急事態宣言中は日体大の現役大学生と約3か月間も一緒に練習できない時期を過ごした。「大きな声を出し合ったり、家族のような友人関係」という利点に惹かれて引き続き日体大を拠点にしてきたが、コロナ禍では「大きな声も出せず、ハイタッチもできない。人間関係を築けなかった」と振り返る。

 それでも、白井はいつだって前向きな姿勢で難局を切り開いてきた。体力面に関しては「実際にフルにはなっていない。なかなか100%には戻らない」と課題は残るが、「精一杯練習してきた気持ちは強い。やってきたことを出したい」とポジティブだ。

 ケガ、不調、コロナ…。これまで経験しなかったことが、この一年で一気に押し寄せた。そのすべてを肥やしにして、白井の挑戦がまた始まる。