体操男子に「栄光への懸け橋」への秘策

2012年06月22日 18時00分

 内村航平(23=コナミ)率いる体操男子団体チームが、2004年アテネ五輪団体金メダリストの冨田洋之氏(31)から〝栄光への秘策〟を説かれた。

 内村はロンドン五輪で団体金を最大目標に掲げている。アテネ五輪では最終種目の鉄棒でNHK刈屋富士雄アナの名実況「伸身の新月面が描く放物線は栄光への懸け橋だ!」に乗って、冨田氏が着地を決め金メダルを獲得。内村らはこのシーンに憧れているからだ。

 そのため日本代表チームは強豪中国を倒すべく一丸となっているが、当の冨田氏は意外なアドバイスを送った。

「私の考えでは、本番で勝ちたいと考えたら絶対にマイナスになる。体操の場合、普段の自分の演技に集中することしか考えてはいけないんです。他国のことを考えた瞬間、演技が乱れますからね」

 それが如実に現れたのが、実はアテネ五輪の鉄棒。競技開始前の時点で、1位のルーマニアから2位日本、3位米国まで0・125点という少差を争う展開。米国とルーマニアの選手は相手チームを意識して見るからに緊張していた。

「私は気にしませんでしたね。今まで自分がやってきたことを自信持ってやろうと思っただけです」(冨田氏)

 それが日本を「栄光への懸け橋」に導いたというわけだ。18日、都内で所属「コナミ」の壮行会に出席した内村は「ロンドンで全開パワーを出す」とコメント。チームをまとめ「栄光への懸け橋」の再現なるか。