体操日本代表の選考は“白紙” 内村、白井、村上の代表復帰は?

2020年04月07日 16時40分

村上茉愛

【どうなる?東京五輪パラリンピック(11)】体操ニッポンはどうなるのか。1年延期となった東京五輪に臨む体操は男女とも代表内定者が決まっていない。本来はW杯4大会(3~4月)、全日本選手権(4月)、NHK杯(5月)で決めるはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。代表選考は“白紙”となった。

 ここ1年で体操ニッポンの勢力図は大きく変化。五輪2連覇の内村航平(31=リンガーハット)、リオデジャネイロ五輪団体金メダル白井健三(23=日体大大学院)、女子の村上茉愛(23=日体クラブ)の3人は昨年の世界選手権の代表から漏れ、代わって当時高校3年の橋本大輝(18=順大)らが台頭。果たして「1年延期」はどんな影響を与えるのか?

 アテネ五輪男子団体金メダルを獲得した徳洲会体操クラブの米田功監督(42)は「ベテランにとって1年は長いと思います。42・195キロの終盤に入り、ゴール寸前で突然『あと30キロ』って言われるようなもの。これは精神的にきついと思いますよ」と語った上で「どんな状況でも最善の準備をするのが宿命。日々の練習を集中してやるしかない」とし、未曽有の事態をこうとらえている。

「もはや僕らがコントロールできる問題ではない。それに振り回されているようでは競技者として上にいけない。こういう状況で気持ちを整理ができる人が今、上にいるんじゃないですかね。やはり脱落していくのは実力がない人だと思います」

 世代交代でピンチと言われる内村、白井。しかし、先行き不透明な今こそ「一流」の証しを示す時なのかもしれない。