【体操】宮川紗江「サンミュージック」所属のプロ選手に パワハラ騒動のイジリOK

2020年03月23日 16時40分

練習の合間には笑顔を魅せる宮川。奥は速見佑斗コーチ

 体操界の「プロ選手」といえば五輪2連覇の内村航平(31=リンガーハット)があまりにも有名だが、実は意外なプロ選手が女子体操界にいる。リオ五輪女子団体メンバーの宮川紗江(20=高須クリニック)だ。

 2018年夏のパワハラ騒動で渦中の人となった宮川は現在、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(75)から支援を受け、大手芸能プロ「サンミュージック」に所属。東京五輪出場を目指し、徳洲会体操クラブを拠点に練習に励んでいる。騒動から約1年半が経過し、宮川は「今思えば、結果的にプラスにすることができて良かった」と口にする。当面の目標は4月の全日本選手権だが、早くも「東京五輪の後が楽しみ」と目を輝かせる。

 チームに所属しない宮川は練習以外でプロとして活動の場を広げる。4月にはラジオに出演、その後も体操の魅力を世間に伝えるため様々なプロジェクトを行うという。サンミュージック所属だけにお笑い芸人ライブへのゲスト登場、バラエティー番組出演の可能性もあり得る。

「パワハラ騒動を芸人にイジられたら?」と問うと「全然、大丈夫ですよ! もうネタにできますが、あまり体操界にご迷惑をかけないように…」と笑った。パワハラ告発の際にはたった一人で会見を実施。「並の18歳じゃない…」と“強心臓”に舌を巻く関係者もいたが、思ったことをはっきり言うのが宮川の真骨頂だ。新型コロナウイルス感染拡大による五輪開催の可否についても明確な意見を持っている。

「祈るっていう言葉は使いたくない。日本だけではなく、世界中の問題なので。練習ができない選手もいる。すべての選手がいい状態でやってほしい。みんなが気持ち良く五輪を楽しめる状況であってほしい」

 すべてがハッピーで終わる東京五輪――。数々の辛酸をなめた宮川には、理想の結末が見えているのかもしれない。