【体操】女子エース・村上 ドン底から学んだメンタル術

2020年02月07日 16時40分

囲み取材で笑顔を見せる村上

 東京五輪を集大成と位置付ける体操ニッポン女子のエース・村上茉愛(23=日体大クラブ)が「緊張」と「焦り」を糧にしている。

 昨年は5月のNHK杯を腰のケガで棄権し、世界選手権代表の座を逃した。今年は年明けから順調にトレーニングを進められており「計画通りにやるべきことを練習でやれば確実に取りに行けると思う」と自信をみなぎらせている。

 一方で「今ちょっと緊張している。少し焦りもある」と口にする。3月上旬にオーストラリアで大会に出場する計画もあったが「かかってしまったら危ないので」と新型コロナウイルスを懸念して断念。実戦から遠ざかっていることが焦りの理由だが、それでも「すごくいい原動力になっています」と負の要素もポジティブにとらえた。

 練習中に試合をイメージすると「心臓が急にバクバクしてきて…」と言いつつも、その緊張を「体操にぶつけている」と言い放つ。「矛盾しているんですけど、焦りがあるから練習し、でもやりすぎると良くないから落ち着かせてって。試行錯誤しながらやっています」。1月中旬には昨年負傷した腰に少し痛みを覚えたが「一瞬、焦ったけど1時間くらいで切り替えられた」と感情をコントロールしたという。

 昨年は体操をやめたくなるほどドン底を味わったが、その分、メンタルは強くなったようだ。