【新体操】喜田純鈴 “脱・完璧主義”で五輪代表を狙う

2020年01月31日 16時40分

公開練習後取材に応じる喜田

 新体操個人総合で世界選手権代表の喜田純鈴(きたすみれ=19、エンジェルRG・カガワ日中)が“脱・完璧主義”で東京五輪代表を狙っている。

 五輪の出場枠がかかる4月のW杯シリーズに向けて、ボールで使用する曲を昨年から変更。「演技の難度を上げていくために、スピードを上げていかないといけない」と課題を掲げ「一つひとつの動きをスピードアップさせることやつなぎの部分のスピードを上げる」ことを意識している。そのため、曲調はこれまでの使用曲と比べて速いテンポで明るいものになったという。

 そんな中で、演技中の修正力にも手応えを感じている。以前は“完璧主義”がゆえに練習でミスが生じると演技を途中でストップさせていたようだが「ちょっとのズレも許せなかったし、嫌だったけど、そこを妥協するようになって対応力が出てきた」。考え方を改めたことで「(手具の投げも)多少のずれはカバーできるようになってきているし、(対応できる)幅が広がったと思う」と“最悪”を想定した心構えも備わってきた。

 新体操といえば、昨年の世界選手権で44年ぶりに団体総合銀メダル、非五輪種目のボールで史上初の金メダルを獲得したが、個人ではなかなか表彰台に届かないのが現状だ。それでも喜田は「目標に向かってもちろん努力はするけど、達成できなかったときに後悔しないようにできれば」と力を込める。大舞台で最高の演技を披露できるか。