【体操】順大→セントラル 「新・黄金ルート」が五輪代表独占も

2020年01月07日 16時30分

 順天堂大と言えば箱根駅伝常連校として有名だが、現在は体操界で一大勢力を築いている。

 現役生ナンバーワンは昨年の全日本選手権で2連覇を達成した谷川翔(20)。その兄・航(23)、昨年の世界選手権で日本のエースとして活躍した萱和磨(23)は同大出身で、昨春からセントラルスポーツに入社した。谷川翔が「順大とセントラルは兄弟」と言うように、同社所属選手の多くが順大卒。練習拠点にしている千葉・印西市の順大体操競技場では順大生とセントラル所属選手が一緒に汗を流し、年頭の練習初め(6日)も熱気を帯びた。

 萱はこの環境について「すごくプラスですね。普段の試技会が全日本選手権くらいレベルが高い。日本を背負う身として、一緒に練習すると意識も変わってくる」。この春には世界選手権初代表で存在感を発揮した橋本大輝(18=市船橋高)が入学する。順大関係者は「東京五輪代表はOBを含めた順大勢が独占するかもしれません」と目を輝かせるが、可能性は十分だ。実際に世界選手権代表5人のうち谷川兄弟、萱、橋本と4人が“新旧現”の順大生だった。

 団体金メダルを獲得した4年前のリオ五輪メンバーの経歴を見ると、内村航平(30=リンガーハット)と山室光史(30)が日体大からコナミ、田中佑典(30)と加藤凌平(26)は順大からコナミ、白井健三(23)は日体大から大学院へ進学している。かつては日体大&コナミが主流だったが、今では順大→セントラルが体操界の黄金ルート。東京五輪次第では、この流れが加速しそうだ。