【体操】村上茉愛が五輪に意気込み “鬼門”平均台でメダル取る!

2020年01月06日 16時30分

初詣で祈願する村上

 体操ニッポンの女子エース、村上茉愛(23=日体大クラブ)が充実の新年を迎えている。

 昨年はNHK杯を腰のケガで棄権し、世界選手権は代表漏れ。「とにかく、つまらなかった一年」と振り返ったが、年が明けると別人だった。5日、初練習後に初詣で絵馬に「東京オリンピック金メダル!!」と書き込み、「個人総合と種目別の床で金メダルを狙いたい」とのビジョンを披露。団体と種目別の平均台のメダル取りも目標に掲げた。

 ここで気になるのは平均台だ。過去に落下した経験もあり、以前から「恐怖心」を口にしているだけに意外な挑戦とも言える。きっかけは日体大の瀬尾京子監督(47)から「平均台でメダルを取らせてあげたい」と言われたこと。本人も「メチャクチャ意外でした。2017年の世界選手権の平均台で決勝に残りましたが、それも周りが失敗して残っちゃった感じなので」と突然の指南に戸惑いつつも「落下する選手が多いので、しっかり難度を上げて決勝に残ればチャンスがある」と“鬼門”の種目にも意欲的だ。

 実は、この狙いには別の意図が隠されていた。村上が絶対的な信頼を置く瀬尾監督に真意を問うと「単純に平均台でメダルを!っていう意味合いではないんです」とし「昔から『平均台を制する者が世界を制す』って言われています。それくらい強い気持ちで平均台をやってもらいたくて言ったんです」。

 この格言こそ、最大目標に掲げる個人総合のカギ。攻めの姿勢で平均台の恐怖心に打ち勝てば、絶対女王のシモーン・バイルス(22=米国)を破って個人総合金メダルも見えてくる。