9月の世界選手権で計3個のメダルを獲得した新体操日本代表「フェアリージャパン」が“現状打破”を誓った。

 団体総合で44年ぶりの銀メダルを獲得したものの、主将の杉本早裕吏(23=トヨタ自動車)にとっては“過去の栄光”だという。すでに新たな演目に着手し「正しいフォームを身に付けていく、体で覚えていくことを大切にしている。(世界選手権の)演技を見たときにすごくゆっくりに感じたし(現在は)難しいことに挑戦しているんだと改めて感じた」とし、さらなるレベルアップにまい進中だ。

 日本体操協会の山崎浩子強化本部長(59)は難度の高い新演目にリスクを感じながらも「日本が(種目別ボールで)金メダルを取ったということで、各国そのままではいないと思うので」と指摘。海外からの“包囲網”も覚悟している。

 16日には、日本代表のオフィシャルパートナー株式会社ポーラを訪問し、大会結果を報告。杉本はビューティーサポート活動を行う同社に感謝を述べ「メークをするたびに気持ちが入って(代表の)6人の顔を見るたびにスイッチが入った。とても力をもらいました」と今季のテーマ“令和メーク”の効果を強調。五輪まで進化し続けていく。