全日本種目別選手権 内村欠場は英断か

2019年06月18日 16時30分

内村航平

 体操の五輪男子個人総合2連覇の内村航平(30=リンガーハット)が全日本種目別選手権(22~23日、群馬・高崎アリーナ)をコンディション不良のため欠場することが17日、わかった。

 内村は4月の全日本選手権でまさかの予選落ちとなり、10月の世界選手権(ドイツ・シュツットガルト)の代表入りが消滅。それでも種目別選手権でシード権がある鉄棒の決勝での演技を検討していたが、ケガの回復具合を考慮して見送ることになった。

 この決断は前向きにとらえるべきだろう。たとえ強行出場しても世界選手権には出られない。鉄棒の演技は「内村健在」を見せつける絶好の場ではあったが、経験値に基づく判断を下したのだ。

 2月に行われた中国との合同合宿で「休息」の大切さを痛感。中国の練習を目の当たりにした内村は「練習で一日6種目やらないのはかなり衝撃的」と自身が練習量で圧倒していたことを知った。さらに中国が導入するトレーニング法に興味を示し「このレベルで練習するのは当たり前で、もっと大事なのはリカバリー。ボクは追い込むのは得意なので、あとはいかに休むか。参考になったと思う」と話していた。

 今後は8月の全日本シニア選手権(福井)での復帰を目指すが、その先に体操人生の集大成・東京五輪があるのは言うまでもない。

 この欠場が吉と出る日を信じ、復活ロードを歩んでいく。