体操・宮川紗江10か月ぶりに復帰 パワハラ騒動が生んだ強力援軍

2019年04月26日 16時30分

宮川は笑顔で公式練習を終えた

 雨降って地固まるとはこのことだ。昨年夏に表面化した体操のパワハラ問題で“渦中の人”となったリオ五輪女子代表、宮川紗江(19=高須クリニック)が約10か月の空白の期間を経ていよいよ復帰戦を迎える。

 舞台となるのは26日開幕の全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)。五輪2連覇の内村航平(30=リンガーハット)を筆頭に東京五輪の有力選手が勢揃いしたが、注目度ナンバーワンはやはり宮川だった。大勢の報道陣の前で「試合の雰囲気ってこんな感じだったなって思い出した」と笑顔で語り、悲観した様子は一切なかった。

 昨年夏、速見佑斗コーチ(35)の暴力行為に端を発した一連の騒動。記者会見を開き、日本体操協会の強化本部長だった塚原千恵子氏(71)と塚原光男副会長(71)からパワハラを受けたと告発した行為は世間から称賛される一方で、第三者委員会の判定は「パワハラ認定なし」。しかも許可なく会見を開いた理由で反省文提出を要求されるなど、過酷な“仕打ち”を受けた。

 だが、騒動が大きくなるにつれ、宮川には続々と「援軍」が現れた。まずは美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(74)がスポンサー支援に名乗りを上げ、そのおかげで徳洲会という練習拠点を獲得。大会前には芸能大手事務所「サンミュージック」と業務提携を締結し、巨大なバックアップを得た。新しい横断幕も完成し、試合当日には父・雄一郎さん(51)、代理人の山口政貴弁護士(43)、そして観客席からの応援は可能な速見コーチも会場に駆け付けるとみられ、騒動前より“チーム宮川”は強固になっている。

「サポートしてくれる方がたくさんいる」と目を輝かせた宮川は結果で恩返しできるか。