【体操NHK杯】内村航平が10連覇 2020年東京につながる「大きな勝利」

2018年05月20日 18時46分

世界選手権の代表に決まった内村航平(左)と白井健三

 体操男子のエース・内村航平(29=リンガーハット)が20日のNHK杯(東京体育館)で前人未踏の10連覇を飾り、世界選手権(10~11月、ドーハ)代表に決まった。

 今年から4月の全日本選手権の予選、決勝の得点が持ち越され、内村は首位の谷川翔(19=順大)と0・832点、2位の白井健三(21=日体大)と0・500点差の3位につけて大会を迎えた。

 個人総合の代表は上位2人が選ばれる。内村は3種目めのつり輪で白井に並ぶと、大きなミスなく最後の鉄棒へ。着地後にガッツポーズが出るほどの完璧な演技を見せ、総合計258・629点で逆転Vを果たした。2位は白井。谷川は鉄棒で落下し、4位に後退した。

 再び敗れれば「東京五輪へはちょっと難しくなると思っていた」と背水の陣を敷いていた。V字回復を果たし「東京につながったっていう、すごく大きな勝利」と誇らしげに語った。

 個人総合の連勝は昨年「40」で止まった。ただ、そこまでの過程は年齢との戦いもあり、優勝しても「地獄」と表現したこともある。連覇が続く形となったNHK杯に「ボクはキリがいい人間」と笑ったが、優勝の味はこれまでと違って格別だった。「全日本で負けたからこういう感情が生まれると思った」と素直に喜んだ。

 世界選手権は個人総合での王座返り咲きとともに、団体戦でも金メダル獲得を目指す。「一番迷惑をかけてしまいそうな気がしてちょっと怖いです」。キングは謙遜しつつも、確かな手応えを感じ取ったようだ。

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