【フジサンケイレディス】永峰咲希初Vの裏に昨年覇者・吉田弓美子との奇妙な縁が

2018年04月23日 16時30分

 美人プロ初Vの裏には意外な事実が――。女子ゴルフの国内ツアー「フジサンケイレディス」最終日(22日、静岡・川奈ホテルGC富士C=パー71)、66で回った永峰咲希(22=ニトリ)が通算10アンダーで並んだ菊地絵理香(29=オンワードHD)とのプレーオフを制し、初優勝を飾った。昨年優勝の吉田弓美子(30=アマノ)とは宿泊したホテルも、誕生日も同じ。奇妙な縁が後押しした!?

「一瞬何が起こったのか、『勝ったの?』という感じでした。想像していた何倍もうれしいです」。プレーオフは2ホール目で菊地が2メートルのパーパットを外して決着。永峰は涙ではなく、笑顔で初Vの喜びを表現した。

 宮崎市出身のプロ5年目。同期には堀琴音(22=東芝)、柏原明日架(22=富士通)がおり、勝みなみ(19=明治安田生命)、畑岡奈紗(19=森ビル)らの黄金世代にも負けない豪華な世代。プロ入り当初から揃ってツアーで活躍してきたが、それぞれあと一歩で優勝を逃してきた。

「下の世代もプロに入ってきて、ルーキーのころほど、同期より先に勝ちたいという意識はなくなっていたけど、やっぱり一番はうれしいです」。永峰がようやく壁を打ち破った。

 その裏では意外な展開も…。今大会中はキッチンがついたホテルに宿泊。「もともとはマンションだったのかな? 他の試合では外食ばかりだけど、今週は母の手料理。ラウンド中のおにぎりもいつもより凝っていて、それが力になりました」(永峰)

 本人はこの日のおにぎりの具を「コーンと大葉」としていたが、母の香奈子さん(46)によると「梅と大葉」が正解。「えっ、コーンは昨日かな? どっちにしてもおいしかったです(笑い)」。優勝争いの中、味も分からないほど、プレーに集中していたのだろう。

 さらに、このホテルには昨年Vの吉田も宿泊。今年は初日に永峰が首位発進し「弓美子さんと『このホテルは何かある』って話していたんです」。そんな予感が現実のものとなった。偶然は重なり、吉田とは誕生日も同じ、今月28日。今週はツアーを欠場し、地元で過ごす予定の永峰は「みんなにダブルでお祝いしてもらいます」と話した。

 世代交代の波が激しい女子ゴルフ界。「(大会によっては表彰がある)ルーキー賞のところに名前がなかったり、いつまでも若手じゃないんだなって感じますね」。優勝の喜びを味わったことは「次に向けてモチベーションになる。早く2勝目を挙げたい」。期待の若手から、ツアーの中心選手へ、さらなる飛躍を誓った。