【ジョージア州オーガスタ6日(日本時間7日)発】今季のメジャー初戦「マスターズ」(オーガスタナショナルGC=パー72)2日目、初出場の小平智(28=Admiral)が4バーディー、6ボギーの74と粘り強いプレーを見せ、通算1オーバーの23位で予選通過を果たした。

 6番までに3ボギーと苦しいスタートとなり「パープレーを目指しました」と目標を修正。9番パー4では奥から下りの難しいアプローチをピタリと寄せてパーセーブし「グリーンに届けば、あとは惰性で寄っていくと思った。完璧でした」。初出場とは思えない落ち着いたプレーでピンチを脱した。

 予選落ちを喫した3月の米ツアー「アーノルド・パーマー招待」では想定した優勝スコアと実際は10打違い、戸惑いもあった。だが「ここ(オーガスタ)ではそこまでズレは感じないので、自分に合っているんだと思う」。この日の時点では「風がなければ、15アンダー近く行く」とVスコアを予想。自身は残り2日で「60台を出したい」と目標を掲げた。