横峯さくら男子ツアー出場で見えた課題 必要なのは男子選手のプロ意識改革

2018年03月31日 16時30分

 国内男子下部のAbemaTVツアー開幕戦「Novil Cup」初日(30日、徳島・JクラシックGC=パー72)、女子選手として史上7人目の男子ツアー出場となった横峯さくら(32=エプソン)は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの79で123位だった。

 10番からスタートした横峯はいきなり奥のカラーから沈めてバーディー発進すると、レギュラーツアーの最終日最終組のような大歓声が起きた。だが、11番パー5のバーディーチャンスを逃し、12、13番を連続ボギーとすると、その後は女子の大会よりも大幅に長い7206ヤードの距離に苦戦。「いっぱい打ちました」と苦笑した。

 男子下部ツアーは今年からAbemaTVがスポンサーに付き、ツアーの名称も変更。試合数は昨年と同じ12だが、全大会が3日間競技となり、賞金総額も1500万円以上になった。昨年は賞金総額1500万円の大会は1つだけだったので大幅なアップだ。

 AbemaTVでは全日程を第1組のスタートから最終組のホールアウトまでライブ中継する。その開幕を華々しく飾るための目玉として白羽の矢が立ったのが、昨季で米女子ツアーのシードを失い、主戦場を日本に戻した横峯。この大会の初日としては最多となる1146人のギャラリーを集め“二軍ツアー”としては成功だったといえる。

 本来なら、他の男子選手にとっても顔と名前をアピールできる大チャンス。だが、プロとしては何の策もないプレーで簡単にボギーを叩いたり、花粉症対策とはいえマスク姿でプレーする選手もおり、ポジティブな情報を発信できたかといえば疑問も残った。

 AbemaTVの藤田晋社長(44)は1月の会見で「ゴルフ界の構造を変えてもらうつもりでやっている。1年で結果が出るものじゃないと思ってる」と話していた。横峯も「ゴルフ界の活性化に貢献できればいいと思って参加した」。必要なのは男子選手の意識改革だが…。