【カリフォルニア州ラホヤ26日(日本時間27日)発】米男子ツアー「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」(トーリーパインズ南北C=ともにパー72)2日目、前日の84位発進には「話にならない」と厳しい表情で話していた松山英樹(25=LEXUS)はこの日2、4、6番で1~2メートルのチャンスを確実に決めて、スイッチが入ったかに見えた。

 ところが7番でボギーを叩くと、最難関の12番パー4(504ヤード)ではグリーン右からのアプローチが逆サイドまでオーバーするミスで、ここもボギーとして流れを悪くしてしまった。

 それでも15番では5メートル、最後の18番パー5は下りの1・5メートルを沈めてバーディーフィニッシュ。通算3アンダーの33位で決勝ラウンドに進んだ。

「最初と最後の方のショットは良かったけど、途中が」(松山)と言いながらも「曲がりは昨日より少なくなっている」と、ミスの中にも手応えをつかんでいる。来週には3連覇のかかる「フェニックス・オープン」も控えるだけに、週末で勢いをつけたい。