【ハワイ州カパルア7日(日本時間8日)発】男子ゴルフの米ツアー「セントリー・チャンピオンズ」(カパルアリゾート・プランテーションC=パー73)、最終日に66の猛チャージを見せた松山英樹(25=LEXUS)は通算14アンダーの4位で2018年の初戦を終えた。大会後の世界ランキングは昨年末から変わらず5位だった。

 松山らしさを存分に発揮した最終日だった。パーオンを逃したのはわずかに2ホールだけ。1イーグル、5バーディー、ノーボギーのラウンドに「アイアンは思った通りに打てた。やっぱりいいスコアで回ると気分がいい」と表情を緩ませた。

 一方でもう一つの“らしさ”はパッティング。終盤は3~4メートルを立て続けに沈めたものの、中盤の7~11番では次々に2~3メートルのチャンスを逃した。

「ミスパットもあったし、いいパットを打っても入らなかったところもあった。でも、それは仕方ない」。今年もパッティングの出来が各大会の成績を左右するのは間違いないだろう。

 通算24アンダーで優勝した世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(33=米国)とは10打差とスコアには差がついたが、約1か月のオフを挟んでの18年初戦としては上々の内容。「この1週間は思ったよりもできた。次戦に向けて2週のオフでしっかり練習したい」。タイガー・ウッズ(42=米国)が復帰予定の「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」(25日~)での戦いを見据えた。

 もちろん、今年の大目標はメジャー制覇だ。松山は「この試合でつかんだこともある。課題も見つかったのでしっかりと練習し、これからメジャーに向けて仕上げていくことが大事になる」ときっぱり。過去3年、5→7→11位と、メジャーの中でも相性がいいのが4月の初戦「マスターズ」。昨年はやや調子を落として臨んだが、今年は上り調子で迎えたいところだ。