【バハマ・ニュープロビデンス1日(日本時間2日)発】ツアー外競技「ヒーロー・ワールドチャレンジ」(アルバニーGC=パー72)2日目、8位からスタートした大会ホストのタイガー・ウッズ(41=米国)は1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回った。初日14位と出遅れた松山英樹(25=LEXUS)も7バーディー、1ボギーの66と伸ばしてともに通算7アンダーの5位タイで並び、3日目は同組でプレーすることになった。63で回ったチャーリー・ホフマン(40=米国)が3打差の首位。

 603ヤードの9番パー5。残り271ヤードからウッズが3Wで打った2打目は高い弾道を描いて真上からグリーンに落ちた。

 5メートルのイーグルパットを沈めて通算8アンダーとすると、この瞬間単独トップに立った。

 この日は1番でバックスピンで1・5メートルに戻すショットを披露してバーディー発進すると、3、4番もバーディーチャンスを確実にモノにする。

 11番パー5も2打目をグリーンサイドまで運び、アプローチがカップをかすめてイーグルを逃すと大きなアクションで悔しがる。その目つきは、どん欲に勝利を狙っていた全盛期を思わせた。

 ここはタップインで楽々バーディー。この後12番で3パット。18番ではティーショットがギャラリーが踏み荒らした砂地に止まる不運でボギーを叩いたものの、調子を上げてきていることに満足げな様子だ。

 連覇を狙う松山は、初日に一時最下位まで落ちた状況から巻き返し。11番までに5つ伸ばすと、13番からは3連続バーディーを奪って8アンダーまで伸ばし、ウッズと並んでトップに立った。

 18番で3打目のアプローチを“ダルマ落とし”するミスでボギーを叩いたものの、ともに5位でウッズと3日目は同組で回ることになった。

 2人が初めて一緒に回ったのは2013年の「ブリヂストン招待」初日&2日目だった。

 この時はウッズが2日目にコースレコードの「61」をマークして優勝。これが現時点で最後の勝利になっている。

 一方、松山は今年の「ブリヂストン」最終日を61で回ってV。そんな縁でつながっている両者がどんなスーパープレーを見せてくれるのか。