女子ゴルフの日米両ツアーを兼ねた「TOTOジャパンクラシック」最終日(5日、茨城・太平洋C美野里C=パー72)、通算19アンダーでフォン・シャンシャン(28=中国)が大会連覇を果たし、鈴木愛(23=セールスフォース)は2打差2位に入り国内賞金ランキングトップに浮上。初の賞金女王へ前進した。

 世界4位をあと一歩まで追い詰めた鈴木は「パットが全然決まらなかった。これでは勝負にならない」と悔しさを口にした。普段から日没までクラブを握り続ける練習の虫は「練習している割に入らないので、もう少し練習して入るようにしたい」とさらなるハードワークを宣言した。

 目指すのは初の賞金女王。今大会で約1500万円を獲得し、キム・ハヌル(28=韓国)に約1000万円の差をつけてトップに立った。鈴木は「この3日間はよかった。この状態を続けられれば、残り3試合で勝つチャンスがあると思う」。 韓国人選手に主役を奪われてきた国内女子ツアー。2013年の森田理香子(27=リコー)以来となる日本人女王の誕生が現実味を帯びてきた。