男子ゴルフの国内ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」(11月30日~)の概要発表が16日、開催コースの東京よみうりCCで行われ、現時点での出場有資格者などが発表された。同大会に出場できるのは前年優勝者、今季のツアー優勝者、賞金ランキング上位者など。すでに今季ともに3勝の池田勇太(31)、宮里優作(37)ら15人が出場資格を得ている。賞金ランクは20位までの出場が確定するのに加え、出場選手が30人に達するまでは繰り下がる。現時点のランクに当てはめると28位の大堀裕次郎(25)までが出場圏内となる。

 一方、2010~12年に大会3連覇の藤田寛之(48=葛城GC)は同39位、一昨年の覇者、石川遼(26=CASIO)は国内でまだ獲得賞金がなく出場圏外。大会関係者は「主催者サイドとしてはすべての選手に出場に向けて頑張ってほしい」としつつも「歴代優勝者ですから…」と人気者でもある2人の浮上に期待を寄せる。

 賞金王争いが話題となることが多いツアー最終戦は、出場すること自体がツアーの中心選手の証し。前週の「カシオワールドオープン」まで接戦が繰り広げられる出場権争いにも注目だ。