男子ゴルフの米ツアーはレギュラーシーズンの全試合が先週で終了。24日開幕の「ノーザントラスト」から始まる全4試合のプレーオフシリーズには、松山英樹(25=LEXUS)がポイントランキング首位で臨み、日本人初の1000万ドル(約11億円)のビッグボーナスゲットの期待がかかる。

 その松山について丸山茂樹(47=セガサミーHD)は、絶頂期のタイガー・ウッズ(41=米国)並みと表現した。ウッズは史上最長の合計683週にわたって世界ランク1位に君臨。最盛期には「(トーナメントで)2位になることは意味がないぐらいに思ってやっていたと思う。今の英樹は、それと同じぐらいなのかなという感じがしますね」(丸山)。

 そのことを感じさせられたのは、最終日のバックナインで首位に立ちながら5位に終わった「全米プロ」だったという。「前の週の『ブリヂストン招待』で勝っているし、仕方ないかなと思ってるのかと思いきや、あそこまで悔しがっている根性はすごい」と驚きを持って話した。

 21日は千葉・平川CCで自身が主催するジュニアゴルフ大会を開催。180センチの中学2年生、小林大河君(東京・東金町中)が6942ヤードを66で回って中学高校生の部で優勝したのに目を見張り「この大会からも英樹みたいな選手が出てきてくれれば」と述べた。