【ノースカロライナ州シャーロット7日(日本時間8日)発】10日(同11日)に開幕する今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(クウェイルホローC=パー71)に出場する世界ランク52位の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)が経験値を生かして上位進出を狙う。この日は練習ラウンドを行い、松山英樹(25=LEXUS)と入れ替わるようなタイミングでコースを後にした。

 50位に終わった前週の世界選手権シリーズ(WGC)「ブリヂストン招待」では後輩のVをホールアウトまで待って祝福。今季は世界を飛び回ってプレーしていることもあり「疲れてます」と苦笑いを浮かべた。

 疲労感が増したのはコースの厳しさを味わったからでもあった。この日、インの9ホールをプレーした感想を求めると「全部難しい」とひと言。飛距離が求められるコースとして知られる先週のファイアストーンGCが7400ヤード、パー70だったのに対し、今週は7600ヤード、パー71。

「間違いなく今週の方が長い。今日のコンディションだとランがないんで」。決して飛距離が出るタイプではないだけに、コースの長さが重くのしかかる。
 それでも、今季はWGC「デル・マッチプレー」4位、欧州ツアーのビッグトーナメント「BMWプロ選手権」3位など世界の舞台で活躍。飛距離の壁を乗り越え、メジャーでもひと暴れしたいところだ。