【英国ノースエアーシャー30日(日本時間31日)発】米欧女子ツアー共催の「スコットランド女子オープン」(タンドナルド・リンクス=パー72)最終日、20位から出た宮里藍(32=サントリー)は4バーディー、1ボギーの69で回り通算1オーバー。今季最高成績となる13位でフィニッシュした。71で回った野村敏京(24)は通算4オーバーの23位。優勝は6アンダーの李美香(24=韓国)。

「風が弱かったので、伸ばせると思ってスタートした」藍は有言実行。3番で4メートルの「難しいフックライン」を読み切ってパーを拾って力強くガッツポーズすると、4番パー3で30センチにつけるショットを披露。これでバーディーを先行させると、続く5番でも連続バーディーを奪った。

 6番ではボギーを叩いたものの、9番では3メートル。最後の18番も2メートルのチャンスを確実に決めてバーディーで締めた。

 今季ベストとなる13位の成績は、同じリンクスタイプのコースで行われる今週のメジャー「全英リコー女子オープン」(8月3~6日、キングスバーンGL)に向けて大きな弾みとなったのは間違いない。

 今季限りでの引退を表明し、ゴルフ人生で残るメジャーは、あと2つ。「全英」の目標は? との質問には「もちろん目指すのは優勝」と力強く言い切った。