【ニュージャージー州ベッドミンスター14日(日本時間15日)発】女子ゴルフのメジャー第3戦「全米女子オープン」2日目(トランプナショナルGC=パー72)は第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行い、今季限りでの現役引退を表明している宮里藍(32=サントリー)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73と踏ん張り、通算1オーバーの41位で予選を通過した。

 ドナルド・トランプ米大統領(71)の来場で物々しいムードの中、藍は緊迫したラウンドだった。前半は5番のボギーを6番のバーディーで取り返したが、続く7番は池に入れてダボ。カットラインは3オーバーで、もう1打も落とせない状況で後半に入った。

 10番から3連続パーとしたが、13番でパットが入らずボギー。だが、15番パー5でバーディーを奪うと、16、17番は難しいパーパットを沈めてガッツポーズ。最終18番はバーディーで締めて決勝ラウンドに駒を進めた。

 他の日本勢は、27位から出た野村敏京(24)が通算4アンダーと伸ばして6位に浮上。葭葉ルミ(24=富士住建)は3位から出たものの、76と崩れて31位で予選通過。他は予選落ちとなり、横峯さくら(31=エプソン)は通算4オーバー、鈴木愛(23=セールスフォース)は通算6オーバー、川岸史香(22=加賀電子)と宮里美香(27=NTTぷらら)は通算7オーバー、森田遥(20)は通算9オーバー、渡辺彩香(23=大東建託)は通算10オーバー。

 首位は通算8アンダーでフォン・シャンシャン(27=中国)が守った。