【オハイオ州ダブリン1日(日本時間2日)発】米男子ツアー「メモリアル・トーナメント」(ミュアフィールドビレッジGC=パー72)初日、3年前の大会で米ツアー初Vを挙げた松山英樹(25=LEXUS)は5バーディー、1ボギーと1ダブルボギーの70で回り、13位で発進した。石川遼(25=CASIO)は1オーバーで48位。池田勇太(31)は6オーバーの109位だった。首位は7アンダーのジェイソン・ダフナー(40=米国)とダビド・リングメルト(29=スウェーデン)の2人。

 前日のプロアマ戦後「調子は最悪。期待に添える状況じゃない。先週の手応えは最高だったのに、会場に来ると途端に不調になる」と話していた松山は2番で3パットのボギーが先行。3番ですぐに取り返したものの、6番パー4では2打目を池に落としてダブルボギーを叩いてしまう。

 だが11番で2・5メートルを沈め「ラッキーだった」と振り返るバーディーが復調のきっかけだった。

 14番でも2メートルを決めると、15番パー5はアプローチを30センチに寄せて楽々バーディー。16番パー3も2メートルに乗せて3連続バーディーを奪い、ハーフターンの時点では70位台だった順位をトップ10目前まで上げた。

「気持ち良く打ったショットはほとんどない。あまり期待できない」と言いながらもこの順位。周りは自然と期待してしまう。