国内女子ゴルフの開幕第2戦「ヨコハマタイヤPRGRレディス」最終日(12日、高知・土佐CC=パー72)、プロ8年目の藤崎莉歩(25)は通算7アンダーで並んだ全美貞(34=韓国)とのプレーオフで敗れて2位と、あと一歩でツアー初優勝を逃した。

 プレーオフ1ホール目、全が7メートルのバーディーパットを沈めて勝負は決まった。初Vはならなかったが、藤崎はツアーでの自己最高成績(13位)を大きく更新する2位。「緊張はしていたけど、プレーオフも楽しめたし、よく頑張ったと思います」。17番パー3では10メートル以上の長いバーディーパットを沈めるなど、2日続けて終盤4ホールで3つスコアを伸ばす勝負強さを見せ、元賞金女王に食い下がった。

 下部ツアーでは一昨年初優勝を果たしたが、レギュラーツアーでは苦戦。昨季は26試合に出場し、予選落ちが18試合と結果を残せなかった。今大会の賞金704万円は昨季の獲得賞金のおよそ2倍。「集中したラウンドを目標にして結果が出た。これからも集中したい」。女子ゴルフ界でも指折りの美人プロが飛躍のきっかけをつかんだ。