【カリフォルニア州パシフィックパリセーズ16日(日本時間17日)発】米男子ツアー「ジェネシス・オープン」(リビエラCC=パー71)初日は霧のため進行が遅れ、松山英樹(24=LEXUS)は当初より約1時間遅れの午後1時38分(日本時間17日午前6時38分)にスタート。16ホールを回ったところで日没サスペンデッドとなり、1アンダーで暫定51位。7アンダーでホールアウトした故アーノルド・パーマーの孫、サム・サンダース(29=米国)が暫定首位に立った。

 松山は予選ラウンドで世界ランク1位のジェイソン・デイ(29=オーストラリア)、フェデックス杯ランク2位のジャスティン・トーマス(23=米国)と同組という大会の「メーンイベント」に抜てきされた。

 優勝すれば世界ランク1位になる可能性がある松山だが、1週間のオフ明けで「ゆっくり休めたけどゴルフの調子は落としてしまった」と話していたように、序盤からティーショットが不安定。グリーン上でも苦戦し、1番パー5は1・5メートルを決めきれず、パー発進となった。

 7番で142ヤードを1・5メートルに付けてバーディーを奪い、インに折り返した10番パー4(315ヤード)は、ワンオンを狙ってドライバーを振り抜いたが左へ曲げてボギー。この日の最終ホールとなった16番パー3では、1メートル弱を決めてバーディーフィニッシュした。

 松山より約1時間早くスタートした石川遼(25=CASIO)は1オーバー、暫定92位。最終ホールの9番パー4でティーショットを右のラフに入れ、フェアウエーに刻んだ後の64ヤードの3打目がバンカーで“目玉”になる不運でダブルボギーフィニッシュ。

「パーを取りたいと欲を出してしまった」と言いながらも「狙った結果なのでがっかりすることじゃない。2日目はもっといいプレーができる」と前向きだ。