【アリゾナ州スコッツデール3日(日本時間4日)発】米ゴルフ男子ツアー「フェニックスオープン」(TPCスコッツデール=パー71)2日目、17位からスタートした石川遼(25=CASIO)は2バーディー、5ボギーの74とスコアを落とし通算イーブンで予選落ちした。

 後半の4番パー3で、1メートルのパーパットはカップを4分の3周してはじかれる。続く5番パー4はバンカーとブッシュを渡り歩いて連続ボギー。ここでスコアを落としたのが痛かった。

 初日の68は、このコースでの自身のベストスコア。順位からいっても、決勝ラウンド進出に問題はないように思われた。ところが12番でボギーが先行し、前半で3ボギーを叩くとカットラインが気になるように。

 過去4回の出場全てが予選落ちという事実が「このプレッシャーは、いつになっても慣れない」との焦りにつながり、前日は一度しかグリーンを外さなかったショットも、この日はパーオン率39%。別人のようにキレを失ってしまったラウンドを「こういうゴルフをやってるから、こういうところ(予選通過の当落線上)にいる」と振り返った。