【バハマ・パラダイス島26日(日本時間27日)発】米女子ツアー開幕戦「ピュアシルク・バハマ・クラシック」(オーシャンクラブGC=パー73)初日、この試合が米ツアー本格デビュー戦の畑岡奈紗(18=森ビル)は4バーディー、3ボギーの72で回り50位で発進した。上原彩子(33=モスバーガー)が3アンダーの25位。首位は9アンダーのブリタニー・リンシカム(31=米国)。
誰でも緊張するデビュー戦の初日に、3ホール目で“名刺代わり”の強烈な一発を放った。
パー3で「ちょっと大きめのクラブで打った」(畑岡)ティーショットはピンフラッグを直撃する。まるでマンガのような「旗包み」ショットでボールはピン手前1・5メートルにピタリ。これを確実に決めてバーディーを先行させた。
4番パー5は3パットのボギーとしたものの、6番パー4で2打目を奥50センチにピタリとつけて取り戻すと、7番パー5も2メートルのバーディーチャンスを確実にモノにするなど、いいリズムをつかんで前半を折り返したように見えた。
だがインに入ると10番でボギー。続く11番パー5はティーショットを右のハザードに入れて連続ボギーを叩き、スコアをイーブンに戻してしまう。
それでも15番パー5で1メートルを沈めてスコアをアンダーにすると、上がり2ホールは微妙な距離のパーパットを確実に決める粘りを見せて1アンダーの72で初日を終えた。
海沿いのコースで「風が難しかった」と振り返りながらも、2日目への意気込みを聞かれると「60台で回りたい」と力強かった。