男子ゴルフの松山英樹(24=LEXUS)は苦手コースで行われた米ツアー「ソニー・オープン」(ワイアラエCC=パー70)で、通算11アンダーの27位に終わった。

 昨秋からの6試合で4勝、2位2回とほぼ完璧な成績を残してきた松山でも、相性の悪さは克服し切れなかった。最終日(15日=日本時間16日)は2番パー4で3Iでの第1打を左の池に落としボギーとすると、3番パー4では第2打をグリーン左手前の池に入れてダブルボギー。トップ10を目指してのスタートだったが、序盤でまさかの失速となった。

 後半に巻き返し、69とアンダーパーのラウンドとなったが「いいショットが1回か2回しかなかった。いいところがなく終わってしまった」(松山)。芝目の強いグリーンや狭いフェアウエーに手を焼き「(2位だった)前週はフェアウエーが広いコース。どうなるかと思ったら、やっぱり狙っていけるショットができなかった」と振り返った。

 今週は大会に出場せず、次戦は26日開幕の「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」。昨年の同大会では予選落ちを喫したものの、これを機に新しいボールの使用を開始し、翌週の「フェニックス・オープン」でいきなり米ツアー2勝目を挙げた。

 今年は快進撃が“小休止”となったタイミングで迎える。それだけに再び、何らかのきっかけをつかみたいところ。次戦が松山の2017年を占う重要な大会となりそうだ。