19日開幕の米ツアー「キャリアビルダー・チャレンジ」(カリフォルニア州)で2017年の初戦を迎える石川遼(25=CASIO)が14日渡米した。

 今年は08年1月にプロ転向してから10年目となる節目のシーズン。羽田空港で行われた会見では「飛躍の年にできれば」と意欲的に抱負を語った。

 1年前には精神面を自身の課題に挙げていたが「ミスの割合、度合いを考えると本当に原因はメンタルなのか。自分の技術を過信していた部分があったと思う」。今年は「インパクトの精度」をテーマに改めて技術の向上に取り組む。

 米ツアーを主戦場として5季目。「1年目は周りがスコアを伸ばしても何が起きているのか分からなかった。今は自分に足りないものが見えている。次のステップかなと思う」。初優勝を目指して新たなスタートを切る。