【ハワイ州カパルア6日(日本時間7日)発】米ツアー「SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ」2日目(プランテーションコース=パー73)、4アンダー、7位からスタートの松山英樹(24=LEXUS)は前半で5つスコアを伸ばす猛チャージで、9アンダーとして後半に入った。

 初日に続き1番パー4で350ヤードを超えるビッグドライブを披露した松山は3番パー4で4メートルを沈め、早々とバーディー先行。初日は18ホール中17ホールでパーオンを果たしたが、32パットとグリーン上では思うようなプレーができず「もう少し伸ばせたかな」。ラウンド後、にわか雨の中、最後の一人になるまでパッティング練習を繰り返した成果が早速出た格好だ。

 さらに続く4番パー4で2・5メートルを決めると、5番パー5は2オン2パットで3連続バーディー。およそ1か月のオフを挟んでも、5戦4勝の快進撃で締めくくった昨秋以降の好調をキープしている。

 昨年のジョーダン・スピース(23=米国)の優勝スコアが30アンダーと米ツアーでも特にスコアが伸びる試合。今年もすでにバーディー合戦が繰り広げられるなか、松山もしっかり量産態勢に入った。8、9番でも連続バーディーを奪い、ハーフターンの時点で首位と並んだ。昨季の優勝者のみが出場するエリート大会で米ツアー4勝目が見えてきた。