【太平洋マスターズ】松山英樹7アンダーで単独首位発進

2016年11月11日 11時30分

 国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」初日(10日、静岡・太平洋C御殿場C=パー72)、松山英樹(24=LEXUS)は1イーグル、6バーディー、1ボギーの65をマークし、7アンダーで単独首位に立った。ほぼ1か月前の「日本オープン」に続く日本ツアー2連勝へ好発進したが、来季の国内でのプレーには新たな障害の存在が懸念されている。

 

10番パー4から出た松山は第2打を30センチにつけ、楽々バーディーを奪うと、続く11番パー5も2オン2パットで連続バーディーと最高のスタートを切った。さらにギャラリーを沸かせたのは折り返しの18番パー5。残り227ヤードから4Iで2オンを果たすと、4メートルを沈めてイーグルを奪い、早々と首位に立った。

 

 それでも、派手なガッツポーズはなく「手応え? なかったですね。結果は最高だけど、納得のいくショットではなかった」。後半に入っても、グリーン上で「タッチが全然合っていない」と不満を抱えながらも、淡々とスコアを伸ばした。

 

 2週前には世界選手権シリーズ(WGC)の「HSBCチャンピオンズ」で7打差の圧勝劇。あまりの強さに6アンダーで1打差の2位につけた宮本勝昌(44=ハートンホテル)は「(ローリー)マキロイも(ヘンリク)ステンソンも勝てないのに勝てるわけがない」。周囲は早くもお手上げムードだ。

 

 向かうところ敵なしの松山だが、懸念されるのは今後のスケジュールだ。米ツアーではすでに開幕した今シーズンから、シード選手に25試合の出場を求める新たな規則が追加された。出場義務試合数(米ツアーは15試合)とは異なり、シードを失うなどの大きなペナルティーはないが、25試合に満たなかった場合には翌シーズン、過去4年連続で欠場している大会のうち1つに出場しなければならない。

 

 松山の昨季の出場は23試合。「2試合増やすのは、かなり大変だと思います」(松山のマネジメント担当者)。長い連戦を避け、なおかつメジャーの前週は欠場するなど綿密にスケジュールを組んでいるだけに、翌年の“強制出場”は避けたいところだろう。

 

 国内のある大会関係者は「松山選手に来年の大会日程を聞かれました。出られるかどうかは別にして気にはしてくれている」。これまで通り、日本で年に数試合でもプレーしたいという希望を持っているのは間違いないが、米ツアーの日程が厳しくなれば、それもかなわなくなる。

 

 2日目以降へ向け、松山は「1つでもスコアを伸ばせば、ギャラリーの方が喜んでくれるので、たくさんバーディーを取りたいと思います」。来季以降、さらに日本でプレーする機会が減少する可能性もあるだけに、今回はより貴重な機会となりそうだ。