世界ランク6位浮上・松山 マスターズVへの課題

2016年11月01日 16時30分

快挙を達成した松山英樹(ロイター)

 先週の男子ゴルフ「HSBCチャンピオンズ」で、松山英樹(24=LEXUS)がアジア人で初めて世界選手権シリーズ(WGC)で優勝の快挙を達成。30日付の世界ランキングは10位から自己最高の6位に浮上し、日本人としては4位になった中嶋常幸(62)、5位の尾崎将司(69=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)に次ぐ史上3番目の高ランクになった。

 

 こうなると「来年のメジャーが、すごく楽しみになった」と本人が話している通り、期待が高まるのは4月の「マスターズ」から始まるメジャーでの日本人初V。そのためには、今後のピークのつくり方がカギになる。

 

 松山は3週前の「日本オープン」で優勝。「HSBC」との間にマレーシアで開催された「CIMBクラシック」でも2位になっており、絶好調なのは疑いがない。とはいえ、半年後の「マスターズ」まで、このトップコンディションを維持することは、まず不可能だ。

 

 過去5年の「マスターズ」覇者を見ると、前年秋に欧米のツアーで優勝した選手はいない。2013年のアダム・スコット(36=オーストラリア)、14年のバッバ・ワトソン(37=米国)、15年のジョーダン・スピース(23=同)といった猛者も、前年は優勝そのものがなかった。来週、日本ツアーで凱旋出場する「三井住友VISA太平洋マスターズ」(10日~、静岡・太平洋C御殿場C)など、今後出場する試合では、すべて勝利を期待されるが、その中でいかにアクセルを緩める時をつくって「マスターズ」でピークを迎えるか。

 

「マスターズ」に向けた出場試合のスケジュール調整はもちろんのこと、祝宴の声が多数かかるであろうオフの体調管理も重要になる。