国内男子ゴルフツアー「ブリヂストンオープン」初日(20日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー71)、谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)が自己最少を1打更新する62をマークし、9アンダーで単独首位に立った。

 現在、賞金ランキング2位で初の賞金王も狙えるが、それ以上に意識するのは2007年以来2度目の「マスターズ」出場だ。年末の世界ランク50位以内で出場権を獲得する。「今年はチャンスがある位置(現在71位)にいる。日本のファンに日本人が多く出ているところを見せたい」

 来週は国内ツアーを欠場。賞金ランクへの加算はないものの、世界ランクのポイントが高い世界選手権シリーズ「HSBC選手権」(27日~、中国)を選択した。日本人では松山英樹(24=LEXUS)がマスターズ出場を確定し、池田勇太(30=日清食品)も世界58位と50位以内をうかがっている。いずれも東北福祉大ゴルフ部OBとあって、谷原は「3人で出たいという気持ちはある」と力を込めた。

 すでにポイントを試算し「残り試合で2つは勝って、他にも上位がないと世界50位以内は厳しいと思っている」と谷原。好発進の今大会でまず1勝を狙う。