大丈夫なのか? 男子ゴルフの国内メジャー「日本オープン」(13日~、埼玉・狭山GC)を前に、4年ぶりの出場となる石川遼(25=CASIO)が12日の練習ラウンドをキャンセルした。

 前日のプロアマの時点で「体の回転が良くなかった。今朝起きて、筋肉の疲労が残っていたので、休もうと決めました」。会見に臨むため会場入りしたが、ラウンドはもちろん練習を行うこともなくコースを後にした。

 腰痛による長期欠場から復帰したばかりだけに、故障の再発も心配されるなか、石川は「(疲労は)太もも、尻、背筋ですね。今日は練習してもいいスイングはできない。休んだからといって明日からのプレーに影響があるとは思わない」と説明。同行するスタッフも「普段の練習ではよくあること。ケアやウオーミングアップをした後に『やっぱり帰ろう』ということもある」と話した。

 とはいえ試合会場で、しかも開幕の前日となればやはり異例。「米ツアーでも前日に練習しないことがあるのか?」と問いかけると、石川は「それはないですね」と一瞬、表情を曇らせた。

 米男子ツアーの新シーズンは今週開幕。マレーシアでの第2戦「CIMBクラシック」(20日~)で2月以来の復帰が決まっている。その直前の今大会でアダム・スコット(36=オーストラリア)、松山英樹(24=LEXUS)との同組対決には「メンタル的にいいトレーニングになると思う」。この日の休養も米ツアー復帰を見据えた調整の一環ならばいいのだが…。