「日本女子オープン」(9月29日~10月2日)で史上初となるアマチュアでのメジャーVを達成した畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高)が10日、プロ転向を発表した。これに続け、と今後もアマチュア旋風に拍車がかかりそうだ。その筆頭は、高校1年生だった一昨年の「バンテリン」で優勝した勝みなみ(18=鹿児島高)。今季は6月の「ニチレイレディス」で2位になったものの、その後は予選落ちもしばしば。だが、同学年の畑岡の優勝は明らかに刺激になったようで「やっと、目が覚めた」と評する関係者もいる。その言葉を証明するように、先週の「スタンレーレディス」では畑岡とともにV争いを演じた。
「スタンレー」でも2人は「優勝することだけを考えた」(勝)、「2週連続Vのチャンスがあるなら狙いたい」(畑岡)と話すなど、掲げる目標はあくまで勝利のみ。プロたちに気後れするといった感覚は皆無だ。
今後は、畑岡の快挙で自信をつけ、遠慮がなくなったアマたちが、続々と勝つケースが増えてくることが予想される。これに日本人プロが奮起して、よりレベルの高い争いが毎週続くようになることが理想だが…。