3人の同組対決も!? 日本ゴルフ協会(JGA)が12日、主催する3大会についての会見を行い、「日本オープン」(10月13~16日、埼玉・狭山GC)に松山英樹(24=LEXUS)、石川遼(24=CASIO)、アダム・スコット(36=オーストラリア)が出場すると発表した。3年連続出場のスコットに対し、日本の2トップはともに4年ぶりの出場。松山はプロ転向後、初参戦になる。

 人気選手の揃い踏みで大ギャラリーが押し寄せるのは確実。戸張捷トーナメントプロデューサー(70)は「昨年(4日間合計約2万2000人)より30%近く増えるのではないか。ギャラリーのトイレの数など、これから調整しないといけない」と、うれしい悲鳴を上げた。

 もう一つ、頭を悩ませるのが予選ラウンドのペアリングだ。「いきなりというのは、やり過ぎかとも思うけど、近いうちに結論を出したい」(戸張氏)。警備面の都合や中継するNHKの意向を踏まえた上で、3人を同じ組にする可能性を示唆した。

 スコットは米ツアー最終戦「ツアー選手権」(22~25日)にポイントランク3位で駒を進めており、年間王者として来日する可能性は十分。同17位の松山にも年間王者のチャンスは残されている。腰痛で戦列を離れていた石川も、復帰2戦目で国内ツアー14勝目を挙げるなど復調。今週は2連覇がかかる「ANAオープン」(15~18日)に出場する。

 3人ともこれが「日本オープン」前、最後の試合になる見込み。どんな状況で乗り込んでくるのか、そのプレーぶりに一層の注目が集まる。