昨季の国内女子ゴルフで、日本人最上位の賞金ランク6位に躍進した渡辺彩香(22)が大東建託と所属契約を結ぶことが29日発表された。


 都内で行われた会見には日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の樋口久子相談役(70)が駆けつけ「世界に通じる飛距離を持っている。今年は賞金女王を目指してほしい」。激励を受けた渡辺は「トップになりたいという気持ちがより強くなった」と意気込んだ。


 今月上旬には米ロサンゼルスで10日間、丸山茂樹(46=セガサミーHD)からショートゲームを中心に指導を受けた。「これまで基本というものがなく、なんとなくでやってきた。しっかり基本をつくって、応用にも取り組みたい」(渡辺)


 現在、日本人4番手の世界ランク57位。7月11日時点の上位2人が出場となるリオ五輪も狙える位置にいる。


「前半から頑張って、ランキングを上げたい。7月までに(ポイントが大きい)国内メジャーは『サロンパスカップ』(5月)しかないので、そこに照準を合わせたいと思っています」。開幕ダッシュで五輪の出場権争いも、女王争いも制するつもりだ。