石川遼 リオ五輪へ!丸山ヘッドコーチが“無言のエール”

2016年01月14日 10時00分

昨年の日本シリーズJTカップ優勝で実力を見せつけた石川遼

 14日開幕の米ツアー「ソニー・オープン」(ハワイ州・ワイアラエCC)で石川遼(24=CASIO)が2016年の初戦を迎える。五輪強化指定選手の登録は見送ったものの、出発前の会見ではリオ五輪出場への意欲を表明。日本はもちろん、世界中が注目する大舞台に立ち、活躍するシーンは見られるのか。日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチ(46=セガサミーHD)も無言のエールを送っている。

 

 世界ランク102位で日本人6番手――。各国上位2人(7月11日時点)が出場となるリオ五輪に向け、厳しい位置にいるのが石川の現状だ。

 

 強化指定選手に登録しなかったことで、代表入りは諦めたと見られがちだが、決してそうではない。「強化指定選手になることのメリットを100%理解できていないので登録はしなかった。ゴルフ界にはメジャーがあり、どう評価されるかわからないけど、五輪に出たいというモチベーションは高い」。再開する米ツアーを前に、石川は改めて五輪への意欲を口にした。

 

 ファンや関係者の石川に対する期待は大きい。ヘッドコーチの丸山も「ランキングで上位の選手が代表になるだけ。誰になってほしいというのはない」と公平な目線でいるが、同じような気持ちでいるのは間違いない。

 

 昨年12月のシーズン終了後に両者は対面。石川は「ヘッドコーチとして、何かを言われたわけではない」としたものの、丸山がこうした時間を設けること自体が期待の表れ。実際、丸山は代表入り確実で「ソニー・オープン」には出場しない松山英樹(23=LEXUS)ともオフに食事をともにしている。

 

 さらに丸山は1月末に2人をロスの自宅に招待する予定を立てている。「米ツアーの試合で近くに来るんで、バーベキューでもしようとね。遼を誘ったのは初めてなんで『ボクも行ってもいいんですか』なんて言ってましたよ」。具体的に五輪について口にしなくても、選手には感じるものがあるはずだ。

 

 石川が五輪切符を手にするには米ツアーで結果を出し、世界ランクを上げる以外にない。その初戦となる「ソニー・オープン」は2年ぶり3度目の出場。過去2度はいずれも予選落ちと相性は良くないが、今オフは「スイングを変えることは一切なかった。プロになって初めてですね」。これまでは新スイングの試運転を兼ねての参戦だったが、今回はいきなりエンジン全開で臨める状態にある。

 

 7月までの半年で20試合出場と仮定すると、毎試合20位前後が代表入りへのおおよそのノルマ。まずはハワイでスタートダッシュをかけたいところだ。