男子ゴルフの国内ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」2日目(4日、東京よみうりCC=パー70)、9位から出た石川遼(24=CASIO)が3バーディー、1ボギーの68、通算4アンダーで昨季賞金王の小田孔明(37=プレナス)、先週優勝の黄重坤(23=韓国)と首位で並んだ。


 3日目は先週、逆転を許した「カシオワールドオープン」最終日と全く同じ顔ぶれで最終組をプレーする。早くも訪れたリベンジの機会に石川は「今、調子がいい選手ということなのかな? 最終日も(黄と)一緒だったらリベンジと思うかもしれないけど、まだ3日目なんで自分のプレーに集中したい」。


 この日はショットが好調。「初日につかみかけていたものが、今日はできた。先週なかったフィーリングがある」と今季2勝目へ手応えありだ。


 一方で、年明けに再開する米ツアーへの準備も進めている。すでに新しいアイアンをテスト中で、今月下旬に行う国内合宿で本格的に「試す予定です」(メーカー関係者)。現在のクラブを継続使用するか、新モデルに切り替えるかは合宿で結論を出す見込みだ。


 石川は「ショットは良かったけど、一日ではダメ。いい時だけでなく、全体の底上げができれば」と話し、目の前のVと来年の米ツアーでの飛躍を見据えた。