【カリフォルニア州ナパ15日(日本時間16日)発】米男子ツアーの2015~16年シーズン開幕戦「フライズコム・オープン」(シルバラードリゾート=パー72)初日、松山英樹(23=LEXUS)は6バーディー、4ボギーの70だった。

 わずか3週間前にはジョージア州アトランタでの昨シーズン最終戦に出場。先週は韓国・仁川で開催された「プレジデンツ・カップ」で世界選抜の一員としてプレーし、休む間もなく太平洋を横断して今大会に参戦という強行軍を選んだのは「今年中に1勝したい」との思いからだった。

 強い決意を持って臨んだ新シーズンは2番で10メートルを3パットしてボギーが先行したものの3番ですぐ取り返す。

 4番はボギーで、5、6番は連続バーディー。8番で落とすと9番でバーディーを奪うという、前半は出入りの激しいゴルフとなった。後半は13番でボギーを叩くも、難易度が最も低い16番パー5で確実にバーディーを奪う。18番パー5もバーディーで締めて2アンダー発進。今大会は昨年3位だけに、2日目以降はさらに伸ばしたい。

 昨シーズンは最終戦でぎりぎりシード圏内に滑り込んだ石川遼(24=CASIO)は3バーディー、3ボギーのイーブン。3つのボギーはすべて前半に叩く苦しい滑り出しとなったが、後半で何とかパープレーに戻した。

 今季から米ツアーに参戦する岩田寛(34)は最終組からスタートし、1番パー4でいきなり331ヤードのビッグドライブを披露したものの、2打目を大きくグリーンオーバーさせてボギー。2番パー3はバンカーから寄せきれずに連続ボギーで出はなをくじかれたものの、8、9番の連続バーディーでイーブンとして後半に折り返した。

 今大会初出場のローリー・マキロイ(26=英国)は5バーディー、1ボギーの68で回り、まずまずのスタートを切った。