国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」2日目(19日、新南愛知CC=パー72)、首位は8アンダーで酒井美紀(24=国際スポーツ振興協会)ら2人が並び、28位で出た横峯さくら(29=エプソン)が6アンダーの6位に浮上した。

「ギャラリーの言葉に耳を傾けることが今日のテーマでした」。ラウンド後の横峯は意外な言葉を口にした。メンタルトレーナーの夫・森川陽太郎氏(34)の助言だ。

「前夜、ミーティングをしていたら『最近褒められていない』と言うんです。周りから『ナイス』と言われても、それを褒め言葉だと受け取れていなかった」(森川氏)

 これまでは「無意識にシャットダウンしていた」(横峯)というギャラリーの言葉をしっかり聞いてみれば、多くは自分への声援。「褒め言葉だけを聞いて気持ちよくプレーしました」とスコアを伸ばした。今季は米ツアー20試合、日本ツアー2試合に出場し、優勝はなし。2012年以来2度目の未勝利の危機を迎えている。

 大会前に夫と立てた目標は「優勝」。

 米国ではなかなか味わえない大ギャラリーの歓声を味方に今季初Vを狙う。